会長就任のご挨拶

静岡県弁護士会 会長 白井 正人

 

会長写真

このたび,2020(令和2)年4月1日付で,静岡県弁護士会の会長に就任致しました。任期は1年となります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて,本年4月1日と言えば,120年ぶりの大改正と言われた民法(債権法)改正がいよいよ施行(実際に使われるようになること)されます。また,約40年ぶりの大改正と言われた民法(相続法)改正は,その多くが昨年7月1日に施行されましたが,「配偶者居住権」(遺産分割時に亡くなった方の配偶者の居住権を保護する制度)についてはやはり本年4月1日に施行となります。さらに,民事執行法(民法などが定める権利を具体的に実現する手続を定めた法律)も昨年改正され,本年4月1日から施行されます。というわけで,多くの法律が変わり,具体的な法律関係や権利の実現方法が変わる可能性があります。例えば,損害賠償の請求金額が変わるかもしれません。遺産分割のやり方が変わるかもしれません。これまで見付からなかった債務者の財産が見付かるかもしれません。

そこで,弁護士による法律相談をお勧めします。約500名を数える静岡県弁護士会の弁護士は,県や市町の法律相談を担当したり,法テラスの法律相談を担当したりしております。また,静岡県弁護士会の静岡支部,浜松支部及び沼津支部でも,随時,法律相談を受け付けております。

法律相談を担当していると,こんな(些細な)ことを相談してもいいのかと心配されている方がいます。心に秘めたことを相談しているうちに気持ちが整理されていく方もいます。遠方の親族からの相談事を本人の代わりに相談に来る方もいます。法律問題のストレスで感情のバランスを崩している人もいます。他の弁護士に依頼している案件についてセカンドオピニオンを求める方もいます。

インターネットには法律情報があふれていますが,更新されない古い情報や余り良質とは言えない情報もたくさんあります。効能書をどれほど読み込んでもそれだけで治療ができるわけではありません。膨大な法律情報のうち,何が相談者に当てはまるか,何が相談者にとって最も適切かを見極めるのは,法律専門家としての弁護士が日常的に行っていることです。

大切なことは,法律問題について悩みを抱えた方が,最も身近な場所で気軽に法律相談を受けることができ,それによって僅かでも悩みが軽減されるようになることだと思います。是非,最も利用しやすい法律相談窓口を静岡県弁護士会にお尋ね下さい(パンフレットやホームページの記載もご参照下さい)。

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