会長就任のご挨拶

会長写真

この度,2021年(令和3年)4月1日付で,静岡県弁護士会の会長に就任いたしました。

本を読むこと,食べることが大好きですが,近ごろは,昔の山城の跡や古戦場を歩き回ることをしています。

 

これまでの会長さんも,弁護士・弁護士会の敷居を低くし,市民の方々が相談しやすい相談の窓口をつくることに努力してきました。その御努力を基に,本年度は,さらに,困っている方々に直結する問題の無料の法律相談を,波状的に実施できないか,考えております。

 

さて,コロナ禍は,中小零細の企業の経営を直撃し,さらに雇用の不安を招いています。当面,様々な低利の融資や援助金によってしのいでいる企業も多くあります。しかし,そのような融資や援助が一段落したとき,中小零細企業の営業にどのような影響を及ぼすか,背筋が寒くなる思いをしています。さらに,派遣労働や短期の期間雇用など不安定な雇用の元に種々労している方々を中心に,雇止め,解雇,退職勧奨など,雇用不安はさらに深刻化を招く可能性は否定できません。

これらの不安に対し,私達弁護士は法律の専門家として,少しでもお力をお貸したいと心から思っています。

静岡県弁護士会は,災害対策委員会やコロナ対策プロジェクトチームなどを中心に,個人・家族向けの生活費・家賃対策,休業の支援,諸々の給付金の利用の相談,負債の整理,さらには中小零細企業の経営相談から倒産処理まで窓口をもうけて相談にあたってまいりました。

今後も,弁護士のどこに,いつ連絡をすれば,相談を受けられるのか,市民の皆様に向けた情報の提供,広報をより広く実施し,皆様からの相談の窓口を広くしたいと考えております。

 

もちろん,相談を受ける私達の力量,解決のためのスキルを今以上に適正に身につける必要があるとも考えています。雇用不安といっても,コロナ禍で苦しい思いをしているのは使用者も同じです。とすれば,弁護士はどのように相談に回答するのでしょうか。このような相談に対応する的確なスキルを,弁護士が身につける必要があると思っております。そのため,弁護士・弁護士会として,研修を充実させ,皆様の期待に応えられる専門家としての弁護士・弁護士会を作っていきたいと考えております。

 

市民の皆様に寄り添い,質の高い門家の集団として,より広く知ってもらえますよう,一層の努力をする所存です。

どうぞよろしく御願い申し上げます。

 

皆様と共に

2021年度(令和3年度) 静岡県弁護士会 会長 諏訪部 史人

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